膵臓の働き

膵臓の働き〜すい臓の持つ役目

人間の臓器は、機械で完全再現するには余りにも複雑な機能を持ちながら可能な限りコンパクトに纏められています。
臓器一つ一つが掛け替えの出来ない重要な役目を持っているため、臓器が機能不全に陥る癌は大変な病気となるのです。

膵臓にはどのような働きがあるのでしょうか。

すい臓の主な働き

膵臓は消化器官であると同時に生理物質であるホルモンを生産する器官でもあります。
このように、消化液を分泌する外分泌機能とホルモンを分泌する内分泌機能を併せ持っている臓器は膵臓だけなのです。

膵臓の外分泌機能

外分泌機能とは、血管ではなく臓器内や別の臓器に分泌物を送り込む働きのことです。
膵臓は「膵液」と呼ばれる各種消化酵素を含んだ消化液を分泌し、膵管を通じて十二指腸へと送り込んでいます。
膵液は炭水化物・たんぱく質・脂肪の三種類を消化することが出来る消化液で、炭水化物を分解する唾液やたんぱく質・脂肪を分解する胃液を合わせた性質を持っているといえます。

しかし、分泌先となる十二指腸の先は栄養を吸収する象徴となっているため、膵液は最終的な消化液となります。
膵液が充分に分泌されていなければ消化不良を起こしやすくなってしまうのです。

膵臓の内分泌機能

膵臓は身体の働きを支える生理物質・ホルモンを分泌する役割も持っています。
膵臓の中には「ランゲルハンス島」と呼ばれる細胞組織があり、各種ホルモンを分泌しています。ランゲルハンス島は分散する形で存在しており、約20万〜200万個ほどが膵臓内にあるといわれています。

ランゲルハンス島からは、血液中のブドウ糖からグリコーゲンを合成して血糖値を引き下げるインシュリン、グリコーゲンを分解してブドウ糖を生成して血糖値を高めるグルカゴン、胃液の分泌を抑制する働きのあるソマトスタチンなどが分泌されます。

膵臓と糖尿病の関係

膵臓から分泌されるインシュリン・グルカゴンは、血液中のブドウ糖を増減させることで血糖値をコントロールする役割を持っています。
ブドウ糖は脳や筋肉のエネルギー源として利用されていますが、食事内容の偏りや間食による糖分の取りすぎで血糖値が上昇した状態を長期に渡って維持していると糖尿病を引き起こす恐れが高まります。

また、糖分の過剰摂取を行なうとその分だけインシュリンの分泌が激しくなり、膵臓に多大な負担を掛けてしまうことになります。
また、糖分の取りすぎはすい臓がんの発病因子ともなりうるため、甘いものやご飯や芋などの炭水化物が好きな人は糖尿病と合わせて注意しなければなりません。

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