症状

すい臓癌の症状〜発症すると?

身体に感じる「痛み」には身体の中で起こっている異変を知らせる働きがあります。
腰や背中などに長引く痛みを感じた場合、症状から癌を疑うべきであるといえます。
すい臓癌によって身体に現れる症状にはどのような物があるのでしょうか?

すい臓癌の初期症状とは?

肺がんや胃がんなどには胃のむかつきや息苦しさといった初期症状が現れるものですが、すい臓癌の場合は初期症状がほとんど出ないものなのです。
正確に言えば、「患者自身が異変に気付くような自覚症状は初期の段階では出ない」のです。

そのため、「初期症状で早期発見して即刻治療して完治」という流れは、すい臓癌ではほとんど期待できないものと考えておくべきでしょう。

すい臓癌の主な症状について

ある程度病状が進行すると、すい臓癌の症状が見られるようになってきます。
症状はがん細胞が膵臓のどの位置で発達しているかによって異なるものですが、多くの場合は腹痛・腰痛・背部痛・体重の減少・黄疸・吐き気・倦怠感などが見られます。

十二指腸寄りの膵頭部で発達していると胆管が巻き込まれ胆汁が十二指腸に送られなくなり血中に放出されるため黄疸や尿の黄変が起こり、膵尾部で発達すると背部痛が見られます。
内分泌腺でがん細胞が発達しているとホルモンの過剰分泌または分泌不全が発生し、血糖値のコントロールに異常が起こる「耐糖能異常」が症状として起こります。

耐糖能異常が起こると高血糖もしくは低血糖状態になりやすくなってしまいます。
また、すい臓癌の症状が出てきたということは、病期が相当に進行しているということでもあるため症状を自覚し次第、適切な治療を受けなければなりません。

すい臓癌の転移先は?

がん細胞が増殖し病期が進行していくと、がん細胞が血管などを通じて他の臓器や部位に移動する転移が起こります。
すい臓癌の場合、膵管で繋がっている胃・十二指腸、胆管を通じて繋がる肝臓、血管を通じて肺・骨・リンパ節などが転移先となります。

進行の早いすい臓癌の場合、自覚症状で発見された時には既に転移が始まっているか、最悪の場合は全身に転移していて手の施しようが無いということもしばしばです。

すい臓癌の判断材料は?

初期症状が出にくい膵臓ガンは、医者からの質問による問診では発見することが難しいものです。
そのため、血液検査でがん細胞の有無を計る腫瘍マーカーやホルモンの分泌量から腫瘍の有無を判断したり、CTスキャン・MRIによる画像検査を駆使して得られた膵臓の画像から判断したりといった方法が取られます。

場合によっては内視鏡で十二指腸周辺の超音波検査や腫瘍細胞の採取を行います。

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