原因

膵臓がんの原因〜発病のメカニズム

発症すれば命が危険に晒される可能性が極めて高い膵臓ガンも、何の理由も無く突然発病するような理不尽なものではなく、必ず生活内容や習慣の中に発病の原因があるものなのです。

膵臓がんはどのような原因によって発病するのでしょうか?

家族からの遺伝によるもの

昔から「癌は遺伝するもの」と言われてきました。
祖父母や両親、叔父・伯母などの係累に癌を患った人がいた場合、子の代でのガン発病は高頻度に発生しやすくなるからです。

実際に、最近の研究ではがんの発病に関わる「がん遺伝子」の存在が発見・証明されており、あながち迷信ではないものとなっています。
しかし、がん遺伝子を有している家系でも癌を発症しないまま生涯を全うする人もいるため、必ず発病するわけではないようです。

不摂生な生活

昼夜逆転・睡眠不足などの不規則な生活リズムや、飲酒・喫煙などの習慣、栄養バランスの偏りや間食・夜食などの食生活の乱れなど、生活内容は癌発病のリスク因子として大きな影響をもたらします。

飲酒は肝臓がん、喫煙は肺がんの直接の発病リスク因子で膵臓がんと関わらないように思われますが、すい臓周辺の臓器で起こったガンは転移性膵癌の原因になるため楽観視は出来ません。
食生活の乱れは肥満や高血圧、動脈硬化の原因になり、膵臓がんなどの重病に発展する危険性が高い為注意が必要です。

糖分の摂取過多

最近、膵臓がんの原因として挙げられているのが糖分を多量に含むジュースの飲みすぎです。
すい臓は糖分であるブドウ糖を使って筋肉のエネルギー源となるグリコーゲンを合成する働きのあるインシュリンを分泌していますが、糖分を多量に摂取するとすい臓はインシュリンの分泌量を増やして糖分を処理しようと働きます。

このようなインシュリンの過剰分泌はすい臓の細胞組織に悪影響を及ぼし、がん細胞発生の原因になってしまいます。

糖尿病の膵癌への影響

糖分の過剰摂取によって血糖値が基準を超えて増量することで起こる糖尿病も、膵臓がんの発病リスク因子であることが近年の研究で判ってきています。

ガンを引き起こすがん細胞は、本来の正常な細胞が何らかの原因によって変異して発生するものです。
がん細胞の変異の原因の一つには、臓器が必要以上に酷使されることが挙げられます。酷使された臓器の細胞は、細胞分裂の際に設計図としての役割を果たす遺伝子が壊れてしまうことがあり、がん細胞を作りだしてしまうのです。

ジュースの飲みすぎなどで糖尿病が発症した後でも、すい臓は血液中の糖分を処理しようと全力でインシュリンの分泌を行おうとするので、膵臓がんに発展しないよう糖分制限など治療に専念することが大事です。

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