骨癌

骨癌〜強い痛みと骨折が伴う

ガンは新陳代謝が繰り返される細胞がある場所であればどこにでも発生します。
すい臓・肺・胃・肝臓などの臓器だけでなく皮膚にも発生します。
そして、身体の芯ともいうべき骨にも癌は発生します。

骨のガン・骨癌とはどのようなものなのでしょうか?

骨癌について

骨癌とはカルシウムで出来ている骨の内側にある細胞ががん細胞化することによって発生するガンの一種です。
骨には身体を支える骨格を形成する働きと、新しい血液を作り出す働きがあります。

骨癌には、原発性悪性骨腫瘍とガン転移によって起こる続発性悪性骨腫瘍があります。
また、骨周辺の軟骨組織にも「骨外性骨肉腫」という骨癌が発生することがあります。

骨癌の症状

骨には硬い骨の元になる「骨芽細胞」と骨の新生の為に骨を壊す「破骨細胞」があります。
骨癌ではがん細胞が破骨細胞を中心に増殖し破骨細胞の働きを促進させるため、骨が脆くなり骨折しやすくなるという症状が現れます。
そのため、骨癌が発生し骨が脆くなった部位には強い痛みが感じられるようになります。

また、新しい血液を作る造血細胞の働きも阻害されるため貧血からくる目眩・立ちくらみなども起こるようになります。
骨癌が脊髄や大腿骨で発生すると歩行困難・下半身不随も起こり、病状が進行するにつれて日常生活が困難になっていく性質があります。

骨癌の原因は?

原発性の悪性腫瘍である骨肉腫は、発症の原因が完全に特定できていないのが現状です。家族からの遺伝、飲料水に含まれるフッ化物などがリスク因子と考えられていますが証明には至っていません。
転移によって発生する骨癌は、すい臓がんや肺がんなどの臓器のガンが原因となっています。

骨には思っているよりも多くの血管が通っているため、血液を介しての転移が起こりやすい部位でもあるのです。

骨癌の治療について

良性腫瘍であれば、腫瘍だけを掻き出して除去し無事な組織を温存する「掻爬手術」が行われますが、骨癌の場合だと温存した組織から再発する恐れがあります。
そのため、足の骨肉腫では下肢切断手術を行ない、義足を付けやすいように足首で膝関節を形成するローテーション手術を行なうことがあります。
脊髄や骨盤などの足以外の部位にも発生する骨癌では、外科手術と抗がん剤投与による化学療法が併用されます。

最近ではがん細胞だけをマイナス130度の低温で滅ぼして無事な組織を綺麗に残すことができる凍結療法が注目されています。
がん細胞は高熱に弱い性質を持っていますが、骨組織が高温で変質する恐れがあるため開発された方法で、再発率も低く交換の必要がある人工関節よりも負担が少ないなどのメリットが注目されています。

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