放射線療法

放射線療法〜放射線でがん細胞を叩く

外科手術や化学療法は、ガンの病巣を身体から取り除く方法として有効ですがどうしても体調悪化などの副作用が付きまといます。
副作用は身体にメスを入れたり強い薬を投与したりすることの反動であるといえます。

副作用を最小限に抑えた上で癌細胞を弱らせ消滅させることが出来る治療法、放射線療法とはどのような治療法なのでしょうか?

放射線療法とはどのような治療法なのか?

放射線療法は、放射線を当てることで瞬間的に高熱を細胞組織に与えて破壊する治療法です。
がん細胞は42度以上の熱を加えられると破壊される性質があるため、昔から身体を温める温熱療法ががん治療に有効と考えられてきました。
しかし、身体全体を42度以上に温めることは健康な細胞にも影響が及ぶことになってしまいます。

そのため、熱を一点に集中して与えることが出来る放射線を用いることで健康な細胞に影響を与えないようにしているのです。

放射線療法は危険なのか?

放射線療法は外科手術・化学療法と並ぶ「がん治療の三本柱」の一つですが、患者から忌避される傾向にあります。
これは放射線がガンの原因になる「放射能」とセットにされやすいことが原因にあるようです。

放射能とは「放射線を発する能力」のことで、原子力発電の燃料となるウランなどは「放射性物質」と呼ばれていますが科学的には放射能と同じ意味で扱われています。
つまり、「放射線治療は健康な細胞をがん細胞化させる」として患者から忌避されているのです。
実際には、放射線療法でがんが発生したケースはX線を使っていた初期に集中しています。
X線に変わりガンマ線が主要になった現在では、発癌の原因になったケースは確認できていません。

放射線療法の副作用としては、白血球・血小板の現象や浮腫み、下痢・嘔吐・倦怠感などが挙げられますが、照射量と照射する部位によって変化します。

すい臓がんに対する放射線療法

すい臓がんに対して行われる放射線療法では、膵臓の周辺にある臓器への影響を考え幹部を狙いやすい高エネルギー電子線を用いる方法が選択されます。
また、生存期間延長効果が高いとされている、放射線と抗がん剤を併用する「化学放射線療法」形式で治療を行なうことが多く、膵臓のがん細胞だけでなく転移がんも撃退する効果が期待できます。

化学放射線治療が適応されるすい臓がんとしては、転移が無くすい臓だけで進行している「局所進行膵癌」がありますが、日本国内ではコンセサンスが取れていないという厳しい現状があります。
そのため、放射線療法は根治治療よりも痛みを抑え生活の質を向上される「緩和治療」を目的として施療されるケースが多くなっています。

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